アレルギーのお子さんのためにできる事

近年アレルギーのある子供たちが増えています。(大人もですよね、花粉症など)学校や幼稚園、保育園の給食では除去食や代替食を用意したり、食育も進んできました。PTAでも連動してアレルギーのある子供たちをサポートしていきたいものです。

PTAで出すお菓子が食べられない子もいる

PTAから子供におやつやお土産を配る機会はありませんか?

入園、入学、卒園、卒業のお祝い、こどもの日、七五三、クリスマス、桃の節句のお祝い、バザーや夕涼み会、お祭りなど

こどもたちがみんなでおやつを食べるのは楽しみだと思いますが、もしその中でアレルギーで食べられない子がいたら、その子はとても寂しい気持ちになると思います。PTAから配るものは親睦が目的ですから、食べられない子供たちにも配慮したいですね。

例えばバザーで売る手作りクッキーやケーキ。自分たちで作ったのですから材料は何を使ったか分かっていますね。今まで売っていたラベルに使った材料も併記したらいいです。また市販のものを転売する場合でも、食品会社はふだんからアレルギーをもつお客さんからのお問い合わせなどがあって、ちゃんと情報を提供できるような体制をとっているところがほとんどです。お客様相談室などに電話しても、とても親切に商品について教えてもらえます。

PTA行事の中で駄菓子を配る、スイカ割りをする、などあらかじめお知らせプリントに具体的な食品を書き込んで情報を提供しておくと安心です。例えば小学校で毎月もらう献立表は最近は原材料まで細かく記載されていますが、あれはアレルギーを持つ子どもの保護者が、前もって危ないものがないか確認できるようにするためなのだそうです。

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前もってアレルギーのある子が把握できたら、準備できる

最近は学校、幼稚園・保育園では健康調査の項目で食物アレルギーの有無を調べています。学校や園から情報をいただけるかもしれませんし、もしプライバシーの問題で情報をもらえない場合は、行事のお知らせプリントなどに「お土産でだされるものに、食物アレルギーで心配のあるお子さんは、ご相談ください」と告知しましょう。

アレルゲンも症状の程度も、お子さんごとに異ります。お医者さんから指導をうけて生活している子どももいるかもしれません。保護者の方と連絡を取り合って、保護者の意向を聞く事が大切です。

  • 準備しているお菓子が、食べられるかどうか
  • 除去食、代替食として何が適当か

食物アレルギーのある人向けの食品を売っているところに出向いて、代わりになるお菓子などを選んであげましょう。心配なら保護者の方と一緒に買い物するのをおすすめします。いっそのこと、一緒に企画から参加してもらっても、よいアイディアをもらえるかもしれません。

いやなのは「こちらでは用意できませんので、用意してきてくださいね」と保護者まかせにしてしまうことです。PTAの行事は親睦が目的ですし、PTA会費をいただいている以上は、同じサービスを提供する義務があると私は思います。また、発想を変えて「おやつは全員持参」などにしてもよいかも。

・・と堅苦しい言葉が続きましたが、こどもたちがみんな「おいしいね!」と言ってくれれば役員さんの奉仕も報われて幸せな気分になれるものです。みんなのお菓子を準備する+食べられない子にはその子用のも準備してあげる。それだけのことです。

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アレルギー関連サイト紹介

アレルギー支援ネットワーク
アレルギー、アトピー、ぜんそく花粉症、シックハウスなどの患者さんとその家族、医師をはじめとする衣食住の研究者たちが活動されているNPOのホームページ。アトピーアレルギーについてわかりやすくかかれた「あんだんて」という情報誌を閲覧できます。
「学校たんけん隊」子供の安全のページ
学校生活や子供の生活の中で気をつけたいことを「学校たんけん隊」のつきぐまさんが紹介されています。なかなか気づかないことを事例で分かりやすく紹介されているので、ぜひチェックしてください。

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タバコも追放しましょう

いままで食物アレルギーを中心に話してきましたが、もう一つ近年増加しているのが子どものぜん息です。タバコの煙はぜん息を誘発します。私の幼稚園ではバザーはもちろん他の行事も禁煙でした。子どもが集まる行事では禁煙を前提にしませんか?もし、まだ禁煙についてあいまいなPTAでしたら、ぜひご一考ください。

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