適正値段★審議委員会

手際よく値段づけするための考察

保護者からいただいた手作り品や提供品に失礼のないような値段をつけたい、でも高すぎて売れないのも困る。バザー役員さんを悩ませる「値段づけ」。値段づけにはかなり頭を悩ませ、この作業に多くの時間を費やしているはずです。

値段をつけるスタンスを整理する---値段づけに費やす時間を短縮する

値段を高くつけたい要因 値段を安くつけたい要因
  • 利潤を上げたい
  • 保護者からの提供品を粗末にしたくない
  • 原価割れはさけたい
  • バザーは本来寄付目的の奉仕の意味があり、買う人も開催する主旨を分かった上で買ってほしい。
  • お客さんも保護者、園児なのだから経済的負担をあまりかけたくない。
  • 高いと売れない。
  • 売れ残りを減らしたい
  • お客を集めたい

値段づけに悩むのはいろんな要因で頭がごっちゃになるからです。値段づけに対するスタンスを決めるのは、担当役員だけでなく役員さん全員で決めましょう。どんなバザーをお客さんに提供したいのか、まず、役員さんの意見を一つにまとめておかないと、実施の段階で役員さん同士足並みも揃わなくなりますし、いざこざもおきてきますから。


値段の記録をつけよう--値段づけの近道

私の経験から述べることですが、値段づけの一番よい目安になるのは、やはり前年度の記録ノートです。幸い毎年の役員さんが記録ノートを取られていて、私には過去5年分のバザーの記録がありました。そうすると、「役に立つノート」と「役に立たないノート」が分かってくるんですね~~。

記録者の性格によるのでしょうが、あったことを書き記しただけのノートは役に立ちませんでした。とても参考になってありがたかったノートは、次の人への引き継ぎを念頭に書かれているものです。ノート全般についてはこのホームページの「バザーを記録しよう」というコーナーで紹介していますが、値段づけに関していうと「売れ行き」状態の記録が値段づけに一番役立つと思います。

さて、そういう親切なノートを引き継がなかった人は、「んっじゃ、今の私の悩みを解決できないじゃない( ̄■ ̄|||)ガーン」となってしまいますね(^^;;

 だから「お客の満足度」と「利潤」のぎりぎりのところを探る値段づけは、前年度の役員さんとの「タテの連携」がポイントなのだと思います。こちらのホームページの投票でだいたいの標準の値段が分かりますが、園の雰囲気、お土地柄なども影響しますから、たよりになるのは過去の記録ですね。だから来年に役立つノートをきちんと残す仕事も、バザー役員さんの大事な仕事だと思います。


値段づけの記録の例

売った品目一つ一つにこれだけの情報を残すのは大変なので、「来年の役員さんが値段づけに困りそうなもの」を優先して記録する。

品目 個数 値段 コメント
髪飾り 30組 100円 完売。来年は+50円でも売れそう。
ティッシュケース 30組 100円 最後は値引きした。品物のグレードにより値段に差をつけておいた方がよかった。

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