防犯を考えた会場づくり

バザー荒らしって何?

「バザー荒らし」という言葉があります。「バザーで良い買い物をジャンジャンする♪」といういい意味もありますが、このホームページでは主催者側の立場から、悪い方の意味を考えてみたいと思います。

さて「バザー荒らし」とは具体的にはどんなことを指すのでしょうか。掲示板でのぼった意見をまとめてみました。

  • バザーで無理やり値切り倒して買う人
  • まわりの迷惑を考えずに買い占める人
  • ルールを守らない(確信犯)
  • 値札変えたり、商品の個数をごまかしたり、良いものを会場の隅に隠して半額以下で買おうとする
  • わざと大きな声で文句を言う
  • 商品をぞんざいに扱う

一応万引きとはわけて考えてみたいと思います。

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困ったお客さん事例集&対策

  • たくさん買うからってむちゃな値引きを要求する→役員会で前もってルールを申し合わせておく。公平であることを心がけて下さい。
  • 開始前から関係者のふりして会場に入り込んでくる→開始前までドアを開けない。またはロープをはる。
  • 大声で商品にケチをつける、係の人に食ってかかる
  • マジック持参して、値札を勝手に改ざんしてレジに持っていく→値引きするときは色マジックで、当日まで何色マジックかは他言しない。
  • 値札をつけ替える→できるなら値札を糸で縫い付ける。
  • 係の人に取り置きなどを頼む→役員会で前もってルールを申し合わせておく
  • レジの行列に横から入ってくる→レジのレイアウトを工夫します、きれいな行列ができるように。
  • 未払いで帰ってしまう人、自分のかばんに入れちゃう人→これは万引きですね。買ってもらったものにはレジでシールを貼って袋に入れて渡していました。売り場に死角を作らないことが大事です。また混雑を緩和させる策も考える。

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万引き対策 死角をつくらない会場づくり

万引きは起こさせないことが肝要です。死角をつくらない、混雑をできるだけ解消することが大事かと思います。会場の一番奥あたりにレジをおくと、どうでしょう。混雑のうちに出入り口が死角になり、商品を持ち出しやすくなってしまいますね。混雑を解消するためには出来るだけ人の流れを一定方向にむけるといいと思います。私が実際バザーで経験した教室のレイアウトを紹介します。メリットデメリットを考えてみましょう。

レイアウト例 メリット・デメリット

防犯を考えたバザーの会場づくり1

販売の人が多い場合対面式です。商品の死角は無くなります。出口・入り口を分けなくても対応できます。混雑するとき、お客さんの順番があいまいになるので、クレームが起こりやすくなります。

防犯を考えたバザーの会場づくり2

販売の人が少ない場合販売に多くの人を配置できないときに、このレイアウトをとりました。会計台を出入り口近くに配置して商品の台全体を広くみえるようにしています。混んでいる時は、できれば入り口と出口を分けた方がスムーズに人が流れると思います。
防犯を考えたバザーの会場づくり3 出口付近に会計台を配置しています。人の流れや会計への行列もスムーズにできやすく、お客さんの混乱は少ないレイアウトだと思いました。ただ混雑している時は入り口付近が会計台から見えなくなることがあります。
防犯を考えたバザーの会場づくり4 以前掲示板で教えていただいたトンネル状の会場です。お客さんが非常に多いところで、整理券を配り、人数制限、時間制限を設けて入り口から入ってもらいます。トンネルの出口に会計台を置き、ここを通らないと出られないしくみです。入り口にも係の人がいるので、防犯にはとても有効的だと思いました。

いかがでしたか?みなさんの会場はそれぞれ条件が違うと思いますが、以下のことをヒントに会場のレイアウトをされたらよいかと思います。

  • 人の流れを考える。会場に入った人がすぐ会計の場所がわかるようにしておく。
  • 係の人の立ち位置から死角がない。
  • バザー開始直後は混雑するため、1時間だけでもお手伝いの人を増やしたい。
  • 出入り口には物を置かない。(物が蹴っ飛ばされますので(^^;)
  • 混雑時は入り口・出口を分けた方が安全ですが、人が少なくなるとそういう制限はむしろない方が会場の雰囲気がよくなります。

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万引き対策 NHK「難問解決!ご近所の底力」よりポイントまとめ

NHK番組「難問解決!ご近所の底力」でテーマ「防げ!万引き」が放送されました。(2006年3月23日放送)
その中で商店街のお店の人が万引きを減らすノウハウを公開されていましたので、ここにまとめてみたいと思います。

  • お客さんへの挨拶は「目を見て」挨拶する。顔を覚えられたら悪い事はできない、という意味から。
  • 商品はいつも整理整頓された状態の方が、万引きに遭いにくい。乱雑な置き方では、「中から一つぐらい盗んだって分からないだろう」という心理が働く。整理された物の中から取ると何が減っているか一目で分かりやすい。
  • 売り場の死角をなくす。
  • 盗られやすいものはレジの近くに。

くわしくは警察のホームページに「万引き防止モデル基準」が公開されていますが、残念ながら当ホームページからのリンクは許可されませんでした。参考にご覧になりたい方は「万引き防止モデル基準」でGoogle検索してみてください。

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