フェイスペイントをしてみよう

サッカーの応援などでフェイスペイントをしたりしますね。子供たちも顔に落書きするのは楽しいと思います。フェイスペイントの材料は市販されていますが、手軽に自分たちで作って楽しむこともできます。

簡単手作りフェイスペイント=ブレンダ・ハイドさんのレシピ

アメリカのウェブサイト"Old Fashioned Living.com"を運営しているBrenda Hyde(ブレンダ・ハイド)さんは、手作りフェイスペインティングを提案されています。ハイドさんの許可を得て、その方法を翻訳し、ここに紹介します。

フェイスペインティングの記事の参照元 http://oldfashionedliving.com/facepaint.htm

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ブレンダ・ハイドさん記事の意訳

フェイスペインティングはお祭りでしばしば見かける楽しい夏の遊びです。でもこれを手作りしてお誕生パーティや週末の集まりなどでやっても楽しいです。もちろん市販のものはいいのですが高価。ほとんどの子供はそこまで色や品質にこだわらないだろうし、塗ることそのものがこどもたちにとっては楽しいので、手作りのペイントは肌にやさしく十分役に立つでしょう。家庭でつくるのによい基本のレシピを紹介します。

材料

  • コーンスターチ ティースプーン 1
  • 水 ティースプーン 1/2
  • コールドクリーム ティースプーン 1/2
  • 食紅(ペースト状のものがより濃い色を出せます)

作り方

コーンスターチとコールドクリームをなめらかになるまで混ぜる。それを食紅と水に入れて混ぜる。密封容器につめます。

コールドクリームは値段の高いものじゃなくてもいいし、百円ショップなどでも探せます。クリームは一個買えば十分いろんな色を作る分量になります。ベビーフードの瓶やフイルムケースにつめて使わない時はフタをしておけばいいです。安い筆も買っておいてください。

私は手の込んだ顔全体に描く手の込んだデザインもたくさん見たことがあります。子供が辛抱強く描かせてくれればそれもいいかも。でもぐずぐずいう子をじっとしててといいながら描くのは子供にとっては楽しいことではないですよね。私の経験ではさっと描けるような楽しいデザインの方がいいと思います。フェイスペイントを初めてする小さいこどもは怖がるかもしれないので、最初は手に描いてあげると、安心して顔に描いて欲しいというかもしれません。

顔はきれいに拭いてはじめます。絵の具は薄い層にして塗り、乾かします。ドライヤーで乾かすと多少早く乾くでしょうし、子供たちもくすくす笑ってくれると思います。

手描きでもステンシルを使っても。そういうのを持ってない人は手芸屋さんのワゴンセールを覗くといいです。たいてい面白くて良いデザインのものが置いてありますよ。

色を替えて描く時は筆をよく洗いよく水気はふき取りましょう。水気を含むとペイントの絵の具が柔らかくなりすぎて流れやすくなります。色を替えて塗る時には水入れで筆を洗い、ペーパータオルでよく拭いてください。

なんといっても楽しんで、いい顔の写真を撮ってスクラップブックにしてあげるのがいいですよ。

著者:Brenda Hydeは3児の母でフリーライター。そしてこのウェブサイトOldFashionedLivingの編集者です。Old Fashioned Living.com

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日本の食紅でレシピを実験しました。

上記の記事を掲載したところ、バザーの達人HP読者のちゃーさんから、「肌にうっすらペイントの跡が残るようです(^^;」という報告が!!慌てて実験してみました。

レシピ検証 ちゃーさんの事例 よいちょの実験結果
材料
  1. 水道水
  2. 食紅 株式会社紅清の粉タイプのもの。色は赤
  3. コールドクリーム 100円均一で購入。コールドクリームと書かれているもの
  4. コーンスターチ これは普通に売られているもの
  1. 水道水
  2. 共立食品(株)の食用色素赤
  3. 資生堂のドルックスマッサージクリーム(¥800)
  4. コーンスターチ、市販のもの
方法
  • ペイント後、ドライヤーで乾かし乾燥した後にティッシュで軽く押さえ、乾いたことを確認後、1時間そのままにしておきました。その後石鹸で洗う。
  • 子供の顔でもやってみました。朝ペイントして、夜お風呂に入るまでつけっぱなしの状態で普通に洗う。少しうっすらと残りました。が、翌日中には取れたので、その辺の了解がとれれば使用には問題ないと思います。
私の手の甲と腕の裏の白い部分に塗って1時間してから石鹸で洗い落としてみました。
色素が肌に残るか
  • 残るといっても自宅使用(気心知れている人相手)なら何ら問題ない程度です。ただ、保育園で使用するとなるといろんなご父兄がいらっしゃるので、事前に説明は必要だと思います。うっすらなので、2日もあれば消えると思います。
  • 少しうっすらと残りました。が、翌日中には取れたので、その辺の了解がとれれば使用には全然問題ないと思います。
赤を真っ赤にせずにピンクぐらいの色で塗ったせいか、どちらの部位も赤色は落ちました。

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食紅(食用色素)について、その汚れの取り方についての補足

食紅(食用色素)日本では主に水溶性のものが多いのですが、油に溶けるものもあるようです。なので水溶性の食用色素は水で洗い(取れにくいときは蒸しタオル)、油に溶けるものはクレンジングクリームとかコールドクリームなどで落とすことになります。

食用色素は国により使用許可される成分が違うので、日本の食紅とブレンダさんのアメリカの食紅が違うことも考えられますが、石鹸は界面活性剤が入っていて、水の汚れも油の汚れもどちらも溶かしてくれるので、石鹸なら取れるはずです。

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レシピのコーンスターチをベビーパウダーに代えてみた

掲示板にあゆねこさんから「乾いた時に粉を吹いてしまうのです」という報告がありました。この話題をきっかけにブレンダさんのレシピのうち、コーンスターチをベビーパウダーに代えて、粉が吹くかどうか、あゆねこさんに試してみてもらいました。すると良い結果が(^^)

あゆねこさんの報告

***バザー前日***

べビーパウダーでやってみました。結果は○です。粒子が細かいからか付きも伸びもよく乾いてからの粉吹きもあまりなく(多少はありましたが・・)落ち具合も良かったです。赤は他の色に比べて色素が濃いのかうっすらと残る場合もあるようですね。いよいよ明日がバザーなので今日はフェイスペイントの係の子供に腕やほっぺに試し描きをしました。それを見たほかの子が『僕にもして~』とやってきて果ては主任先生まで・・・男の子は流行のカブトムシ、クワガタに集中。女の子はハートや星、花が好評でした。明日はどうなるのかドキドキ、ワクワクです。

***バザー終了後***

今日は暑かったですね~。お天気のせいか、人出も多くて幼稚園バザーは大盛況に終わりました。で、フェイスペイントの方は・・・小学生の女の子は何度も並んでほっぺや腕に描いてもらってました。じっとして描かせてくれないかもと思っていた年少さん達も腕なら大丈夫、おとなしかったですよ。で、子供よりも親のほうがニコニコと楽しんでました。顔見知りの子供達が4人いる描き手の中から私を選んでくれるのも嬉しいものですね。名前を聞いて絵の横や下に名前を入れてあげると、益々親子共々喜んでもらえました。

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作り方、遊び方のコツは・・・

以上の実験などをふまえて、バザーなどのお祭りで子供にフェイスペイントをする注意点をまとめてみました。

  • 食紅、コールドクリームの種類によってペイントのでき方が違うので、試作をする。落とし方も確かめておく。
  • 塗ってドライヤーをかけても、べとつきが残るので、乾いた跡にティッシュで抑える。
  • 夏などは汗でペイントが流れる可能性もあるので、目や口のまわりは避けて塗ること。
  • 衣服につきにくい部位(手の甲や、ほっぺた、腕の外側)などに塗るとよい。
  • 子供や保護者にはペイントを落とした時にうっすら跡が残る可能性もあること、洗い方を事前に知らせておく。

ペイントを試してみたという情報がありましたら、たくさん事例を載せたいと思いますので、ぜひお知らせください。

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食紅はどこに売っているのか?

大手スーパーの菓子材料のコーナーにあります。今日ジャスコで見たら、バニラエッセンスの隣に置いてありました。サイズもスパイス類より小さめです。

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