めざせ!バザーの達人バザーで食品を扱う場合、事前に保健所に届け出をしなければならないことがあります。どのような食品のとき届け出なければならないかは、自治体によって違いますし、自治体によってはバザーで食品を扱うこと自体を禁止していたり、届け出が有料だったりするところもあるようです。
自分の地域ではどのようなルールになっているかは、保健所のホームページを検索したり、あるいは保健所に電話して聞いてみるのがいいと思います。わかりやすいホームページを例に示します。
私の保護者会では、バザーでパウンドケーキやクッキーを売るのに、保健所に届け出をしています。数年前O-157が問題になってから自主的に届け出をするようになったということです。今年、私にとっては初めての経験ですが、食品の届け出を保健所にしてきました。
私が行ったのは長崎市の保健所です。保健所でバザーの食品の届け出をしたいと伝えると「食品衛生課」に案内されました。
「バザー・イベント等に伴う飲食物の提供について(届け出)」
上記の用紙にバザーで提供する食品と予定数を書き込んでお渡しすると、保健所の人がそれを見ながら、食品の取り扱いや衛生面の注意など詳しく指導されました。調理室や消毒薬のことあらゆることを質問しましたが、どれも丁寧に答えてもらって、正味1時間半は指導してもらったことになります。以下に指導内容のポイントをあげます
検食というのは、食品をサンプルにとって検査することです。
でき上がった食品を少量とってラップなどにつつみ、タッパーに入れて2週間冷蔵庫に保管しておいて下さいと指導されました。万が一誰かがお腹が痛くなったとか保健所に連絡が入ると、保健所はそのサンプルを検査します。自分たちの調理に過失がなかったと証明するときの科学的な根拠になるそうです。
2週間後保健所などから連絡がなければ、検食は捨てて構わないそうです。
保健所の指導を受けて、良かったです。衛生に気をつけるつもりはあっても、具体的なノウハウを知らないことに気づきました。例えばどんな消毒液をどう使えばよいかなど、親切に教えてもらえます。自分たちの食品作りの計画に無理はないか、客観的に判断できます。
行く前は、審査されるような気持ちがしていましたが、保健所はそういう感じのところではありませんでした。もちろん食中毒を出したりしたら厳しくしかられるのでしょうが、自分たちの食品づくりのプランが大丈夫かどうか保健所で確かめる、保健所はそういう役割の所なのかなと思い直しました。